面

剣道の試合に勝つなら自分にあった防具を買おう

選定のポイント

竹刀と面

剣道の防具を選ぶときの一つの基準は刺し幅です。布地のことを布団とよび、それをミシンや手縫いで縫っていくことで使いやすいように形を整えます。刺し幅が細い方がスマートだが痛みを感じやすく高価であります。子供や初心者は刺し幅が太い物がよいです。

黒く輝く胴の魅力

選手

胴に込められた職人技

剣道の防具は、面・小手・胴・垂の4つから構成されており、全て職人の手作業で作られています。その中で胴は、剣道竹刀による強烈な攻撃から腹部を守る役割があります。素材腹部を守っている防具にある黒い板のようなものを胴台と呼びます。これは鉄やプラスチックではなく、竹から作られています。まずは、直径15〜20cmほどの太い竹を用意し、手作業で皮をむきます。緑色の皮の部分がなくなり、茶色いなかみのみになると、大きな電動カッターで胴のサイズに合わせた長さにカットされます。次に、ヒビを入れない予防のために竹を水で湿らせ、3cmほどの均等な幅になるように手作業で割っていきます。ここからは専用の機械があり、割られた竹は機械に内臓された鉋で削られ、全ての幅と厚みが合わせれます。均一な竹の板は一つの防具の60本使われます。組み立て竹の板は火で炙ることで柔らかくされ、1つ1つ丸く曲げられた形で固定されます。そのまま一昼夜置いて形を覚えさせると、日光に当ててよく乾燥させます。乾燥が終わると3箇所に穴を開け、カットされます。その後、手作業で全ての板の上下が細く削られます。そうすることによって繋げた時にカーブができあがるのです。穴に紐を通して竹を繋げると、竹製の釘を打って固定されます。接着剤を使わずに紐で繋げて固定することで、剣道の試合で衝撃を吸収する理想的な胴台になります。塗装形ができた胴台の表面はヤスリで整えられ、布が貼られます。下地の布の上に水で湿らせた牛革が貼られ、よく乾燥します。牛革が乾燥すると漆が塗られていきます。漆は湿気のある所に置かなければ固まらないので、専用のムロに置かれ、固まるとヤスリで表面を削られます。つやが出るまで磨かれると、輝きを出すための上摺り漆を塗られ、最後に鹿の角を粉末にしたものを手のひらでぬりこみます。こうして剣道防具の特徴ともいえる黒く輝く胴台になるのです。

身体と心を鍛えよう

向かい合う選手

剣道を始める際には、竹刀や防具をそろえる必要があります。防具は、自分の身体を守る大切な役割を持っているので、自分の身体に合ったサイズを選びましょう。また防具は、糸を差し込んで作られており、差し幅が大きいと衝撃の吸収率が高くなります。初めての場合には、差し幅が大きい方が適しているでしょう。

成長ごとに買い替えよう

選手

剣道は生涯楽しめる武道です。そのため成長に合わせて防具を買い替えたり、修理が必要なときには早めに対処することを心がけ、怪我のないようにすることがとても重要です。手入れを怠らずにいれば、不要となった時に専門業者に買い取ってもらえるでしょう。